自分とぷよ〜アイランド編〜

セブンアイランド…それがそのゲームセンターの名前だった。
2月の学校帰り、友人2人と散々迷った末にたどり着く。
薄暗い店内の奥に鎮座する、初めて見るぷよ通対戦台。
それだけで僕はもうワクワクしていた。夢じゃない。本当にあったんだ。

が、あいにく誰もいなかったので友人と対戦をして待つことに。
そこにやってきたのが忘れもしない、HMEさん。
当時ナミキマスターとして名を馳せていた彼。
もちろんそんなことを知らない僕は、無謀にも戦いを挑んだ。
まず驚いたのが操作テクニック。速い。そして正確だ。
そして積み込みも特殊だった(サブマリン)
こちらも家庭用で鍛えた連鎖で対抗するも完敗。
悔しいとは思ったが、それよりも僕は嬉しくて仕方なかった。
これが本物のぷよらーか。
その日からしばらく彼のことを勝手に師匠と呼んでいたのは秘密だw


こうして求める場所にたどり着いた僕は毎週のようにアイランドに通った。
当然初めは全く勝てず、乱入してもすぐに席を立つ日々を送ったが、やめようという気は全く起こらなかった。
そんなときに現れたのが、ひときわ異彩を放つ「あの男」だった…


                                      次回に続く